今日の人と犬に優しい街づくり

那須ガーデンアウトレットは、那須塩原駅から無料シャトルバスで8分の場所にあるアウトレットです。「イオンペット」や「DOGDEPT」「ペットパラダイス」など多くのペット入店OK店舗があります。また、ペット用品販売店舗以外の「ナイキ」や「BEAMS」など多くの店舗では抱きかかえての入店ができます。ドライブに導線にあるアウトレットでは、ペット同伴可能な施設が増えていますが、その中でもかなり（！）の自由度がうれしいです。

日本国内で、犬を飼っている世帯が14%に比べ、米国ではなんと、44%の世帯が犬を飼っています。このデータからアメリカではどれだけ犬が愛されているか、日本に比べて飼いやすいかを示しています。ペット可のアパート、お店、ドッグパークが多いことに加えて、犬の無料ビニール袋とゴミ箱が一体になったステーションがいたる所にもあるのもうらやましいです。

ヨーロッパにおける独特の愛護精神について何度が紹介してきましたが、興味深いのは、この責任感の強さは、ペットへの保険率の高さにも表れています。一旦、登録すれば、獣医に見せる保険証なども存在しない。全て、電子的にデータで管理されている。そして保険でカバーされる部分についての手続きは、どの獣医クリニックでも行ってくれる。自己負担分だけ払っておけばいい。その病院が特定の保険会社と対応している必要もなく利便性が高い。ペット保険の発祥の国でもあり、それは100年以上前のことである。

法律に貫かれている基本理念は、農家や肉屋、飼い主、科学者を含め誰であっても「動物を不適切に痛みや苦痛、危害、恐怖にさらす」ことは許されません。また「動物を扱うときは、動物の尊厳、つまり生来の価値を尊重しなければならない」とも定めています。すべての犬にマイクロチップを埋め込み中央データベースへの登録が義務付けられている欧州唯一の国であり、飼い主に課される説明責任は、犬の販売を規制する法律に定められています。犬の違法取引を抑制すべく、犬の販売や関するすべての紙媒体・インターネット広告で、販売者の名前と住所、動物の出身国および血統の詳細を明記させることを義務化しています。動物の福祉を守るためさらに規制を強化する案が、繰り返し国民投票にかけられており、同法の改善を続けられています。

ドイツのベルリンは、街の中でも犬はリードをしなくてもよい街として有名です。犬にリードを付けるのは飼い主の判断・・・つまり、犬のノーリードOKの街！ベルリンには、50校以上もの、犬の学校があり、犬学校＆犬保育園もあり、・・・飼い主は、犬に対して、犬のしつけの義務があります。犬のしつけというよりも、飼い主さんへの躾と言うことです。ペット先進国には見習うべきヒントが満載です。

できることなら一緒にレンタカーを借りてお出かけしたいですよね。大きさは特に決まっていないですが、車載できるゲージに動物を入れ、車内にレジャーシートを敷き、その上にゲージを乗せることで、ワンちゃんを同乗させられます。ただし、レンタルできる車種はミニバン・ワゴン、バンタイプのみ。トヨタレンタカーは、同業社の中でも珍しい、追加料金が無料です。

東京都武蔵野市の都立井の頭恩賜公園は、これから、このコラムにもたびたび登場するともいます。1日を通して、ワンちゃんの散歩を楽しむ方が絶えません。快適な木陰や、ベンチが並ぶ道、自動販売機もあるので、休憩しながらのゆっくりペースでお散歩したい時におすすめのコースです。そして御殿山エリアの公衆トイレの脇には「ペット専用の水飲み場」もあって理想的。人間が飲むと、怒られます(笑）。

人とペットの共生のあり方・命の尊さを提唱していくことで、お互いの幸せをもたらす社会作りの実現を提唱する一般財団法人「ペットの里」。 元気な日本を作る一翼を担いながら、世界最大級の「ペットにとって幸せな聖地」になる施設を目指し、12万坪の広大な敷地で、ペットたちの救済を行っています。